
天日干しをした後のふとんは、ふっくらして気持ちがよいものです。
ただし、ふとんを干すことと、ふとんを洗うことは同じではありません。
今回は、天日干し・コインランドリー・専門のふとんクリーニングには、 それぞれどのような違いがあるのかを考えてみたいと思います。
ふとんは干すだけでは、きれいにならない
~天日干し・コインランドリー・クリーニングの違い~
天日干しをした後のふとんは大好きです。
取り込むとき、ふっくらして、少しお日さまの香りがする。
その日の夜は、いつもより気持ちよく眠れる気がします。
もちろん、天日干しは大切なお手入れです。
ただし、ひとつだけ注意したいことがあります。
ふとんを干すことと、ふとんを洗うことは違います
ここを同じように考えてしまうと、ふとんの汚れを長い間ため込んでしまうことがあります。
天日干しでできること
天日干しの大きな役割は、ふとんに含まれた湿気を逃がすことです。
私たちは寝ている間にも汗をかきます。
その水分や湿気を、ふとんは毎晩少しずつ吸い込んでいます。
カビを防ぐためにも、日頃からふとんを乾燥させることは大切です。
しかし、ふとんに染み込んでいるのは湿気だけではありません。
汗や皮脂などの汚れもついています。
天日干しは、湿気は逃がせても、汚れを洗い流しているわけではないのです。
「乾いた」と「きれいになった」は違います
あたりまえのことですが、「乾いた」と「きれいになった」は、似ているようで違います。
天日干しは、日常的な湿気対策。
ふとんクリーニングは、たまった汚れを落とすためのお手入れ。
それぞれに役割があります。
コインランドリーなら洗える?
最近は、大型の洗濯乾燥機を備えたコインランドリーが増えています。
自宅の洗濯機には入らない毛布や掛けふとんでも、コインランドリーなら洗える場合があります。
料金を抑えながら、その日のうちに洗濯から乾燥までできるので大変便利です。
ただし、
すべてのふとんをコインランドリーで洗えるわけではありません
ここが少し難しいところです。
ふとんには、
- 羽毛
- 羊毛
- 綿
- ポリエステル
- ウレタン
- 真綿
など、さまざまな素材が使われています。
表面の生地だけでなく、中に使われている素材や縫製方法によっても、洗えるかどうかが変わってきます。
まず確認しなければならないのが、ふとんに付いている洗濯表示です。
洗濯表示には、洗濯できる温度や方法、タンブル乾燥の可否など、その製品を傷めないための取扱方法が示されています。
さらに、現在のふとんの状態も考える必要性があります。
- 生地が傷んでいないか
- 縫い目がほつれていないか
- 中綿が片寄らない構造か
- 洗濯機の容量が合っているか
- 乾燥機を使用できるか
- 中まで完全に乾かせるか……
といった点です。
特に羽毛ふとんは、判断が難しい寝具です。
コインランドリー対応として作られた羽毛ふとんもありますが、 一般的な羽毛ふとんについては、コインランドリーでの洗濯や タンブル乾燥を控えるよう案内しているメーカーもあります。
つまり、
「羽毛ふとんだから洗える」
とも、
「羽毛ふとんだから洗えない」
とも、一概には言えません。
そのふとんごとの確認が必要です。
ここを間違えると、
- 「きれいにするつもりだったのに、中綿が片寄ってしまった」
- 「生地が破れて、中身が出てしまった」
- 「乾燥が足りず、かえって湿っぽくなった」
ということも考えられます。
たしかに、コインランドリーは便利です。
ただし、自分で洗えるかどうかを判断し、自分で洗い方や乾燥時間を決める必要があります。
言い方を変えれば、
コインランドリーでのふとん洗濯は、「ふとんの目利きが必要」
どのふとんを、どの方法で、どの程度洗い、どこまで乾燥させるのかを、自分で判断する必要があります。
専門のふとんクリーニングが安心な理由
ふとんを専門のクリーニングに出す一番のメリットは、
「このふとんを洗って大丈夫だろうか」
というところから相談できることだと思います。
ふとんは、衣類と比べて大きく、厚みがあります。
表面は乾いているように見えても、中に湿気が残っていることがあります。
また、同じ掛けふとんでも、素材や使用年数、傷み方は一枚ずつ違います。
専門のクリーニングでは、ふとんを丸ごと洗うことで、 天日干しでは取り除けない汗や皮脂などの汚れを落とします。
洗浄後はしっかり乾燥させるため、長く使って湿気を含んだふとんも、 ふっくらとした感触が戻りやすくなります。
高温乾燥でダニ対策にも
浦上ふとん店のクリーニングでは、洗濯後に高温で乾燥させるため、ダニ対策としても有効です。
もちろん、コインランドリーと比べれば、費用や日数はかかります。
それでも、
- 大切に使っているふとん
- 洗えるかどうか分からないふとん
- 長年使っているふとん
- 汗や臭いが気になるふとん
- 小さなお子さんが使っているふとん
- 次の季節まで収納するふとん
については、専門店に任せる安心感があります。
自分で重たいふとんを洗濯機に入れ、何度も乾燥状態を確認する必要もありません。
洗うことだけでなく、
「失敗せずに、きちんと乾燥させること」まで任せられる
これが、専門クリーニングのよさです。
まとめ
天日干し、コインランドリー、専門のふとんクリーニング。
どれかひとつが、すべての場面で優れているというわけではありません。
天日干しは、日頃の湿気対策に向いています。
コインランドリーは、洗濯表示を確認でき、 自分で管理できるふとんを手軽に洗いたいときに便利です。
専門のふとんクリーニングは、
- 洗えるかどうか判断が難しい
- 大切なふとんを傷めたくない
- 中までしっかり洗って乾燥させたい
- 収納前に汚れをリセットしたい
という場合に向いています。
ふとんは毎晩使うもの。
見た目にはきれいでも、少しずつ汗や皮脂を吸い込んでいます。
干して湿気を逃がす。
カバーやシーツをこまめに洗う。
そして、ときどきふとんそのものを丸洗いする。
この組み合わせが、ふとんを清潔に、気持ちよく使い続けるためのお手入れだと思います。
ふとんを洗えるか分からない場合や、長く使っているふとんの汚れが気になる場合は、 無理に自分で洗わず、寝具の専門店に相談してみてください。
浦上ふとん店では、 ふとんの丸洗いクリーニング を承っています。



