~寝室に行きたくなる仕掛け作り~
リビングは家族にとって、とても重要なコミュニケーションの場であると思います。
今日1日の出来事を話したり、テレビやネットを見ながら会話をしたりするのは、家族の絆にとってとても大事です。大事でありかつ、とてもリラックスできる場でもあります。
しかし、何事も行き過ぎると弊害がでてきます。
ダイエットをしすぎると拒食・過食症になったり、過剰な運動は疲労骨折を引き起こしたりします。
リビングの快適性は、【睡眠不足】に通じることがあります。
私達「浦上ふとん店」は、毎日お客様の【睡眠不足】に接しています。
睡眠不足の原因について、本当に多々ありますが、その中で結構あるのが、【リビングでグズグズしている】というのがあります。
快適なソファーでテレビを見ながらウトウトして寝ている・・・
寝転がりながらスマホをいじっている・・・等々です。誰もが思い当たることですし、もちろん私にもあります。
でも、どうもこの「リビングが快適すぎて、グズグズしている」というのは、睡眠不足と大きく関係(あくまでも体験上の話ですが)がありそうです。
そこで考えました。ようは、「寝室をリビング並みに快適にすればいいんじゃないのか!」と。
寝室の定義を変える
寝室をもっと魅力的な場所にすることで、リビングから寝室へと移動するのが待ち遠しくなるかもしれません。
寝室が「寝るだけの部屋」というのは、いかにももったいない気がします。一番ベストなのは、リビング並みにリラックスできる空間を作ることがポイントのような気がします。
そして、ごはんを食べながら、首をコックリコックリする小さな子供のように、「さぁ寝よう」というのではなく、ス~と眠りにつけるような寝室がいい。
そのためには、①寝室に行きたくなる環境づくり と ②寝室でリラックスできる環境づくり の2つの方向性があるように思います。
寝室に行きたくなる環境づくり
寝室を単なる睡眠の場所から、自分の好きな活動を楽しむための多目的スペースへと変えることで、より充実したプライベートタイムを過ごすことがでると思います。ここでは、そんな寝室の活用法をいくつかご提案します。
〇個人の趣味を反映させたデザイン
まずは、寝室に個人の趣味や興味を反映させたアイテムを取り入れます。例えば、読書が好きな方は、快適な読書スポットを作るために、良い照明と読書用の椅子、そして手の届く場所に本棚を設置します。音楽好きな方は、音楽を聴くためのスペースに最適なスピーカーを配置し、レコードプレーヤーや楽器を置くコーナーを設けるのも良いと思います。
〇リラクゼーションエリアの設置
ストレス解消やリラックスのために、寝室にリラクゼーションエリアを設けることもいいと思います。このスペースでは、ヨガマットを敷いたり、瞑想用のクッションを置いたりすることで、瞑想やヨガを行うのに適した環境を作り出すことができます。また、アロマディフューザーやソフトな照明を用いることで、より落ち着いた雰囲気を演出できます。
〇クリエイティブな作業スペース
クリエイティブな作業を趣味としている方は、寝室に作業スペースを設けるのも一つの方法です。画材、編み物、スクラップブッキングなどの材料を収納できる棚や、作業に適したテーブルを配置します。このスペースをうまく整理することで、インスピレーションを受けやすい環境を作り出し、趣味の時間をより充実させることができます。
〇パーソナルジム
寝室の一角を利用して小さなフィットネススペースを作るのも良いでしょう。必要なのは、折りたたみ式のトレーニングマットやダンベル、ストレッチバンドなどの基本的な器具だけです。テレビやタブレットでエクササイズ動画を見ながら、手軽に体を動かすことができます。
〇プライベートシアター
映画やドラマが好きな方は、プロジェクターや大画面のテレビを設置して、寝室をミニシアタールームにすることも考えられます。快適なシーティング、遮光カーテンを使用することで、家での映画鑑賞体験を格段に向上させることができます。
寝室でリラックスできる環境づくり
寝室はただの睡眠の場所から、一日の終わりに最も心地良い時間を過ごすための特別な空間へと変えるための方法について、少し語ってみたいと思います。
〇快適なベッドリネンの選択
良質な睡眠のためには、ベッドリネンの素材選びが重要です。通気性と肌触りが良い素材、例えばコットンやリネン、バンブー素材を選ぶと良いでしょう。季節に応じて、暖かいフランネルや涼しげなサテンなど、快適性を高める素材を選ぶといいと思います。
〇穏やかな照明
寝室の照明は、落ち着いた雰囲気を作り出す重要な要素です。間接照明やディマブル(調光可能な)ライトを使うと、心地よい明るさでリラックスできます。ベッドサイドには、読書用のランプを設置すると、眠る前の読書時間も快適に過ごせます。
〇アロマセラピー
アロマディフューザーやアロマキャンドルを使って、寝室に心地よい香りを加えることができます。ラベンダーやカモミール、ベルガモットなどのリラックス効果の高いエッセンシャルオイルを選ぶと、睡眠の質を向上させる手助けになります。
〇装飾とアート
寝室の壁には、心を落ち着かせるようなアート作品や写真を飾ると良いでしょう。自然の風景画や抽象的なアートなど、見ていて心が和むようなデザインを選ぶことで、一日の疲れを癒やす助けとなります。
「リビングはとてもいいところ。だけど良すぎると害になる・・・」。睡眠不足解消には、「寝室の定義を変える」ことが重要だと思って記事にしてみました。
少しでも睡眠にお悩みがある方の参考になれば幸いです。