羽毛ふとんの【ダウンパワー】について語ってみます!

~知らないと損する、羽毛ふとんの【ダウンパワー】~

世の中は、ものすごい量と種類の商品であふれています。

そんな商品であふれている世の中で、毎日毎日、何らかの商品を買っています。単純にすごいことだと思います。

買うというのは、たくさんある商品の中で、たった一つを選択しているということです。

その選択をしている基準をいえばキリがありません。

たとえば、食パンを買う場合の選択基準を考えてみると、

〇賞味期限 〇小麦粉の種類 〇糖分の量 〇添加物の有無 〇脂質 〇発酵方法 〇ブランド 〇製造者 〇価格・・・・などなどがあり、キリがありません。

毎日の買い物を、キリのない選択基準で比較検討していると、ノイローゼになってしまいます。

おそらく、自分なりに重要な1つか2つをもとに買い物をしているのだと思います。

ただ、毎日の買い物であれば、自分なりの重要基準で済みますが、何年かに一度しか買わない商品はそうはいきません。

そもそもの選択基準がないからです。

私達、浦上ふとん店が扱っている【ふとん】も、お客様に明確な選択基準がない商品です。

だから私達のような、【ふとん】のプロが必要だと思っています。

今回は、【ふとん】、特に【羽毛ふとん】を買う場合の重要な選択基準、【ダウンパワー】について語ってみたいと思います。

 

羽毛ふとんに使われる用語【ダウンパワー】とは何か

私達が商品(ふとん等)をご説明するときに、気を付けていることがある中のひとつに、

「専門用語は極力避ける。」

というのがあります。

私達は「ふとんのプロ」として毎日のように接している「ふとん」ですが、お客様にとっては、数年に1度のお買い物です。極力、普段使われない言葉は使わないようにしています。

羽毛ふとんを選択するときの、重要な基準はいくつかありますが、その中でも特に重要なのが【ダウンパワー】です。

【ダウンパワー・・・?】と思われてもご安心ください。ようは、「羽毛のフワフワ度」だと思ってください。

ダウンパワーは、羽毛ふとんの品質を表す重要な指標の一つです。

この数値は、羽毛がどれだけの空気を含むことができるかという、保温力を示しています。

高いダウンパワーはより多くの空気を含み、結果としてより良い保温性を提供します。

一般的に、高品質な羽毛ふとんには、ガチョウやアヒルなどの高品質な羽毛が使用されており、これらのダウンパワーは高い傾向にあります。

 

ダウンパワー】はどうやって測っているの?

ダウンパワーは、適当に測られているのではなく、専門的な試験方法で測定されています。

簡単にご説明すると、まずは特定の量の羽毛を圧縮します。そして、圧縮した後の元の状態に戻る程度を測定します。

具体的にいえば、28.35グラム(1オンス)が、最大限に膨らんだ時の体積(立法インチ)で測定されます。

ダウンパワーの単位は、「dp」です。「dp」は、「down power(ダウン パワー)」の略です。

400dp(ダウンパワー)というのは、28.35グラムの羽毛が、400立方センチまで膨らむということを意味しています。

28.35グラムというのは、大体、単3電池1個の重さと同じです。

また、400立方センチは、大き目のリンゴ1個分と大体同じくらいです。

 

ダウンパワー】の基準は?

もうおわかりのように、ダウンパワーは数値が高いほど、羽毛はより多くの空気を含むことができ、保温性が高くなります。

なので、ダウンパワーが高い羽毛ふとんは、軽くて暖かいという特徴があります。

一般的な水準値は、

低ふんわり(品質): 300~400立方インチ

中ふんわり(品質): 400~500立方インチ

高ふんわり(品質): 500~600立方インチ

非常にふんわり(品質): 600立方インチ以上

と思っていればいいと思います。もちろん、「ふんわり」度が高くなればなるほど、価格は高くなります。

 

羽毛ふとんを選ぶとき、【ダウンパワー】をチェックしてみてください!

羽毛ふとんを買うときの【ダウンパワー】については、大体こう考えておいていただければいいと思います。

ダウンパワーは、【400】以上!

ただし、ダウンパワーが全てではなく、羽毛の種類、清潔さ、耐久性なども羽毛ふとんの品質を決定する重要なポイントになりま。

できれば、私達のような「毎日ふとんのことを考えいている」人間とご相談されてみるのがいいと思います。

 浦上ふとん店のホームページはこちらからどうぞ