【ふとん】のプロがおすすめする、【羽毛ふとん】の選び方シリーズ③ 《ダウン編》

~ダウンを知らずして、羽毛ふとんを買ってはいけません!~

ちょっと刺激的なキャッチフレーズにしてしまいました・・・。

「羽毛ふとんはいい商品・・・。だけどなんだか高額であやしくもある・・・。」

羽毛ふとんは、えてしてこんな好悪織り交ざった印象でしょうか。

少し昔には、羽毛ふとんを点検販売するような悪質な訪問販売があったりしたので、その印象があるのかもしれません。

ですが、羽毛ふとんはいい商品であることには間違いがありません。

きちっとしたプロが、ニーズをお伺いし、最適な商品を、最適な価格でご提供できれば、羽毛ふとんは、やっぱり寝具の王様であることには間違いがないと思います。

私達、「ふとんのプロ」が羽毛ふとんを見るときの基準は、複数ありますが、うち重要な基準は次の3つ!

①羽毛の量と重さ

②羽毛の種類と率(ダウン)

③縫い方(キルト)

です。

うち、①と③はこのブログでご説明をさせていただきましたので、以下をご覧ください。

①羽毛の量と重さ

③縫い方(キルト)

今回は、羽毛ふとんを選ぶ際の重要なポイント②羽毛の種類と率(ダウン)をご紹介したいと思うます。

羽毛って種類があるのを知っていますか?

まず基礎知識から。

羽毛というのは「ダウン」といいます。ダウンとは、水鳥の羽のことをいいます。

誰もが一度は考えたことがあると思います。

「北海道の極寒の湖に浮いている白鳥などの水鳥は、寒くないんだろうか?」と

私などは、なんでわざわざ寒い湖に浮いているのかと思うのですが(水鳥からすれば大きなお世話ですが)、結局、水鳥は「ダウン」があるから寒くない。

その氷の湖にいる水鳥を寒さから守っているのが「ダウン」で、その水鳥の知恵をふとんに活用したので「羽毛ふとん」です。

だから暖かい!

ですが、ここでちょっと考えてしまいます。

「ダウンが水鳥であることはわかったけど、水鳥にもいろんな種類があるんじゃないの?」と?

全くその通りで、一般的に、羽毛ふとんに使われる水鳥の羽毛は、2種類あります。

「アヒル(ダック)」と「ガチョウ(グース)」です。

お客様のニーズによりますが、羽毛ふとんのダウンに悩まれたら、「がちょう(グース)」をお勧めします。

なぜか?

ものすごく簡単にいってしまえば、ガチョウの羽毛はデカイのです。

少し専門的にいえば、羽毛がデカイほど空気層をため込んで、温かい熱を逃がしません。よって温かいのです。

もし、ダウンの種類に迷ったら、グースを体験してみてください。

羽毛(ダウン)に重要なポイント、ダウン率の話

ダウンの種類の他に、羽毛ひうとんを選ぶポイントは、もう一つあります。

それが「羽毛(ダウン)率」です。

羽毛と聞いた時、パット思いつくのは、次のようなイメージではないでしょうか?

実はこれ、ダウンではないのです。これは「フェザー」といいます。いわゆる芯のある羽です。

本当のダウンは以下のようなものです。

イメージは、いかにも羽って感じでフェザーの方がいいですが、実はダウンの方が、フェザーよりも軽くて暖かいのです。

なので、羽毛ふとんでいえば、ダウンがより多く入っているものがいい

ということになります。

その羽毛ふとんに入っているダウンの割合を示したのが「ダウン率」です。

ダウン率は高ければ高いほど、「軽くて暖かい」 ということになります。

羽毛ふとんを買うには、できればプロにご相談を

たかが羽毛ふとん、されど羽毛ふとん。

人生の1/3は睡眠。ということは、ふとんは人生の1/3を一緒にいきる相棒ということになるでしょうか。

ですが、この相棒。毎年変わるものではありませんし、変えるものでもありません。

相棒を新しくしようとしたとき、どんな相棒がいいのか日頃考えていないのでわからない。そんな時のために私達がいます。私達は、毎日ふとんについて考え、格闘しています。

いい相棒との出会いのお手伝いができると思いますので、お気軽にご相談ください

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