キャップロール縁(えにし)が売れているのには訳がある!①

~ず~と売れている商品は、理由がある~

ず~と売れ続けている商品のことを、よく「ロングセラー商品」といいます。パッと思いつくところでいえば、カゴメトマトケチャップ(1908年発売)、キューピーマヨネーズ(1925年発売)、カルピス(1919年発売)、柿の種(1924年発売)などなど。

今思いつくのは食品関係ばかりですが、カゴメトマトケチャップなどは、100年以上前に発売されていたものだったとは知りませんでした。驚きを通り越して尊敬の域に達してしまいます。

やっぱりブームで終わらないロングセラー商品というのは、生活に根付いて、生活そのものを支えている商品だなと改めて感じます。

そんな感慨にふけながら、私たち浦上ふとん店が扱っている「寝具」にも、そのようなロングセラー商品があります。

「キャップロール縁」です。

*以前、「キャップロール縁」に対する「ふとん店」たる私の想いはこちらで述べさせていただきました。

想いはともかく、やはりロングセラーは、ロングセラーになった理由があります。

今回は、「キャップロール縁」がなぜロングセラーになったのかについて、私なりに話してみたいと思います。

分厚いことには理由がある!

皆さんが、「キャップロール縁」を見た時、まず感じることは、「分厚い」だと思います。

とかく、分厚いという言葉は、マイナスのイメージになりがちですが、「快眠」を追求していくと、分厚くなっていきます。

ヨットと同じです。小さければ小さいほど揺れが大きくなります。つまり大きなヨットよど快適だということです。

ヨットと同じように、快眠を追求していくと、どうしても「分厚く」なります。

もちろん、ただ厚くしただけということではありません。

「指圧と体圧分散」、「背筋をまっすぐにする」、「体重をバランスよく支える」

この3つをそれぞれ層にわけて重ねているので、厚くなっているのです。

では、その3つの層とは何なのか?

「指圧と体圧分散」、「背筋をまっすぐにする」、「体重をバランスよく支える」機能

「指圧と体圧分散」を実現する第一の層は、①高弾圧ウレタンフォームと②高硬度ウレタンフォーム。

第二層の「背筋をまっすぐにする」は、ポリエチレン発砲体。

第三層の「体重をバランスよく支える」は、ウレタンフォン。

で構成されています

なんのこっちゃと思われるかもしれません。この快適性を支える技術の話は、文章にすると難しくなって、勉強みたいになってしまいますので、このあたりのことを詳しく知りたい方は、画像にしていますのでこちらをご覧ください。

いかがでしょうか。なんとなくお分かりいただけたでしょうか。

分厚い=重い?

これだけの機能をいれていくと、どうしても分厚くなってしまうのもおわかりいただけたかと思います。

そして、分厚いことのもう一つのマイナスイメージが、「重い」のではないか?ということです。

しかし、この点については、「キャップロール縁」を実際にもってもらうとわかります。「軽い」です。

これもロングセラー商品であることの理由だと思いますが、ロングセラー商品は、ロングセラーに安住すると、いずれ衰退してしまいます。

ロングセラー商品は、言葉通りず~と生き残り続けるためには、日々の改善が必要です。

「キャップロール縁」も同様に日々改善がなされています。層を構成するものは「ウレタン」や「ポリエチレン」です。いずれも「軽い!」。

「軽さ」はグラムやたとえで表現しても、伝わりにくいので歯がゆいのですが、機会があれば、ぜひ店舗で持ってみてください。

職人たちの努力を感じてもらえるはずです。

https://item.rakuten.co.jp/urakami-futon/siki-081/

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