快適系 電動ベッド論

~介護だけでなく、快適な生活のための電動ベッド~

寝具を買うときに、人それぞれ色々なニーズがあると思いますが、そのニーズを突き詰めて考えてみると、大きく2つに区分されると思います。

「痛みの解消」と「快適の追求」です

例えば「痛みの解消」でいえば、「腰がいたい」「肩が重い」「目覚めが悪い」「疲れが取れない」・・・などなどの、睡眠のお悩みに関することです。

一方「快適の追求」は、「寝る前にゆったりと本を読みたい」「映画をリラックスしてみたい」「朝はより元気におきたい」などの、より幸せを得たいというニーズです。

私達「浦上ふとん店」は、毎日たくさんのお客様とお話をしていますが、最終的にはこの2つのニーズを寝具で少しでも解決することだと思っています。

ただ、この2つのニーズの解消方法は、本当に違いがあることも感じています。

「痛みの解消」のニーズは、即興性があります。当然のことですが、今目の前に、切実な切羽詰まった課題があるので、すぐに効く道具を求めます。火事が起こっているのに、迷っている場合ではありません。とにかく水をかけることが重要です。ようは、意思決定が速いのです。

一方「快適の追求」は、意思決定までに時間がかかります。快適の度合いがイメージしずらいので、どの道具を使えばいいのか判断がなかなかつかないのです。結局、あれもこれもと見た結果、また今度にしようとなります。

「快適の追求」のニーズを解消するためには、イメージが重要だと思います。快適な生活のイメージです。

そしてこのことは、将来の「痛みの予防」にもつながると考えています。

電動ベッドにおける快適性

寝具の中で、この「痛みの解消」と「快適の追求」ニーズが明確に分かれている商品があります。

「電動ベッド」です。

電動ベッドのニーズは、幅が広いのです。

「痛みの解消」ニーズの極致にあるのが「介護ベッド」になりますし、「快適の追求」ニーズの極致が、「リラクゼーションベッド」になります。

このように電動ベッドのラインナップは、非常に幅が広いのです。

幅が広い商品は、提案がなかなか難しいというのがあります。そして「快適の追求」型の商品は、特に難しい・・・。

そこで、今回の記事は、電動ベッドの「快適性」について、考えてみました。

ベッドの上にも生活がある

電動ベッドの「快適性」を考えると、ベッドは寝るだけの道具ではないという結論にいたります。

ベッドでの生活は寝るだけではありません。「本を読んだり」「映画を見たり」「スマホを見たり」と、1日の最後にリラックスする時間を過ごしています。

さらに、電動ベッドの機能が加われば、「休日に、朝食を映画を見ながらベッドですごす」ということも可能となります。

その、「快適性」を実現する、電動ベッドの機能というのは、「リラックスできる姿勢」を実現できる機能ということになります。

リラックスできる姿勢は、上半身を立てるというだけではありません。当然足の角度も重要です。何より人それぞれ角度が違うということがあります。

この人それぞれ違う「リラックスの姿勢」を実現するのが、電動ベッドです。

電動ベッドが快適な睡眠を実現する

眠りのメカニズムは、まだまだ解明されていない分野が多い。

ただひとつ言えることは、「日中出たゴミを掃除している。」ということです。*表現は私なりの解釈です・・・

動物が活動するには、エネルギーが必要です。日中は、そのエネルギーを使い様々な活動を行います。エネルギーを使えば、当然のようにゴミがでます。木を燃やせば灰がでるのと同様です。

そして、そのエネルギーの20%は、脳が使っているそうです。ちなにみ脳は体重の2%しかありません。

ずーと動いている心臓や肺ではなく、脳です。

その、日中ものすごい量のエネルギーを消費している脳のゴミを掃除する活動が、睡眠です。

睡眠がうまくいかないと、ゴミがどんどんたまっていくので、日中の活動にも支障をきたします。

電動ベッドは、「快適な睡眠」にも貢献します。

「最適な入眠」と「最適な目覚め」です。

なぜ最適かというと、この入眠と目覚めも人によって違うということです。この人によって違う入眠と目覚めをコントロールする機能が電動ベッドについているのです。

想像してみてください。徐々に眠りに行っているときの心地よさを。そして徐々におきていくことの快適さを。

これからどんどん進化する電動ベッド

電動ベッドのイメージは、「痛みの解消」の方が強いと思います。いわゆる「介護ベッド」のイメージです。

ただ、電動ベッドは、進化しています。近い将来、快適な生活のための電動ベッドが、各家庭で普通のように使われている未来が来ると思っています。

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