●敷パッドは奥が深い
敷パッドをご購入いただくとき、悩まれる方が多くいらっしゃいます。
実はこの敷パッド、奥が深い・・・。
毎日「ふとん」の経験を積んでいる私たちでもそう思うのですから、なおさらです。
「敷パッド学」という学問があってもいいんじゃないかと思います。
敷パッドひとつで、寝心地を左右します。
素材、収縮性、形状、厚み、吸湿性等々考え出したら切りがありません。
さらに、夏用・冬用と気温や湿度の状況によっても変わってきます。
敷パッドのご購入で悩まれる方に、私たち「ふとん」のプロが、お応えしていきたいと思います。
●敷パッドはサラサラ派とヒンヤリ派にわかれる
敷パッドを大きく区分すると、「サラサラ派」と「ヒンヤリ派」に分かれます。
サラサラ派の代表は、「綿」素材です。
一方、ヒンヤリ派の代表は、「接触冷感」という化学繊維でできた素材です。
これから夏に向けて、「ヒンヤリ派」のニーズが高まってきます。
読んで字のごとし、接触冷感ですので、触ったときに冷たく感じ、蒸し暑い夏に向けて、最適な素材であると感じられます。
もちろん、この接触冷感、浦上ふとん店でもご購入いただいているお客様は多い。たしかに夏のヒンヤリは見逃せません。
しかし、「ふとん」のプロである私たちは、状況に合わせた商品をご提供したいと考えています。ということは、デメリットもきちんとお伝えいたします。お客様の状況に合った商品で、長く商品を使っていただきたいと考えているからです。
接触冷感にもデメリットがあります。
汗を吸わないのです・・・。
実はこのヒンヤリ、あまり長続きしません。
寝入りの瞬間はヒンヤリですが、寝入った後はヒンヤリが消えています。さらに汗を吸わない。
ということは、蒸れやすいということです。
さらに、体と接触していない部分は、まだヒンヤリしていますので、寝ている間、無意識にヒンヤリする箇所を探して寝返りを打ち続けることになります。
想像してみてください。ヒンヤリ→蒸れ→ヒンヤリ→蒸れ・・・と一晩中寝返りを打っている姿を。
また、ヒンヤリするということを裏返して考えてみれば、自分の体温が取られていることを意味します。
体温が取られ、蒸れる という2つの要因で、体調を崩される方もいらっしゃいます。
●結局、ふとんのプロがお勧めする敷パッドとは
ズバリ申し上げます。
もし敷パッドの購入に悩んでおられるのなら、「綿」素材のサラサラ派を選択してください。
しかも表面に凹凸があるタイプです。
確かに、「接触冷感」素材よりも、寝た瞬間のヒンヤリは劣ります。
しかし、睡眠は長い。寝入る瞬間だけでなく、寝ている間の快適性を考えるべきだと思います。
長い睡眠生活のことを考えれば、「綿」素材は優れています。
「綿」素材は汗を吸います。汗を吸うということは蒸れないということ。湿気が少なくなるので涼しくなります。
さらに、重要なのは、表面に凹凸があるものを選ぶということです。凹凸は、さらに湿気を逃がしてくれますので、さらに涼しくなります。
敷パッドに悩んだら、「綿」素材で表面が「凹凸」を選択してください。
実は、この「綿」で「凹凸」の敷パッドは、ロングセラーなのです。その一例として25年前に発売された(もちろん改良はされていますが)「スマイルパッド」という商品があります。浦上ふとん店では、この商品のファンの方が多くいらっしゃり、長くお使いいただいています。
息の長い商品には、それなりの理由があります。
最適な敷パッドで、快適な睡眠生活をお過ごしください。
「綿」で蒸れを防ぎ、さらに「凹凸」で蒸れを逃がすサラサラ派の敷パッドはこちらから
https://item.rakuten.co.jp/urakami-futon/sikipatto107/